いろはにほへと

　まず、もちろん、科学はどんどん進歩していく。科学の影響力も、それと一緒に大きく強くなっていく。例えば、原子爆弾というものは、原子の持つ大きな力を、爆弾のように、一瞬で爆発させ、危ないから、すこしずつ出させるように、研究が盛んに行われているそうだ。だから今に、原子の力で電気を起こしたり、汽車や汽船や飛行機を走らせたりすることに成功するに違いない。

　そして、コンピューターや産業用ロボットが広く利用され、また、太陽の光や地熱を新しいエネルギー源として開発する計画も進められている。さらに、生物の遺伝子や細胞を人工的に操作するバイオテクノロジーの技術も注目を集めている。これらの新しい技術は今後ますます発展し、さまざまな産業のあり方を大きく変えずにはいられないだろう。人の力で雨を降らせたり、きりを散らしたりすることも研究されている、将来人工で天気を大きく変えることまで成功するかもしれない。つまり、科学の進歩によってもたらされたあたらしい技術（先端技術とも呼ばれている）が、未来、人間の生活を大きく変えようとしている。
　
　物質面がよくなるだけではなく、人の精神面からすれば、現在より、人々はもっと満足感や幸福感を持てるようになるだろう。

　家に戸じまりがなくても、泥棒が入らない。畑や家の野菜や花や果物を盗む人がない。電気や汽車は、込むには込んでも、先を争ったりする人がいない。配達された牛乳や、郵便や、新聞は、安心して、軒下に置いておける。自分だけ楽をしたり、いいことをして、他人のことを心配しないような人がいない。こういゆ状態は誰でも望ましいと思うだろう。

　しかし、原子力発電を行うときに生じる、放射能をおびたゴミの問題があるだろう。また、科学の高度成長の末に、人々は、「無言化」する傾向になる恐れもある。
　
　だから、未来が何を意味しているのかは落ち着いて考える必要がと思う。

（７月３日提出）

2008.07.06 | Comments(0) | 未来予想図