忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2024.04.20 |

国民性4

セイ キ
チン ショウエン
セン ゴウキョウ
コウ チョウエン
ホウ リン
カ レイ


■儒学に影響された中国の国民性
 中国人は、相互の仲がよく、親切な性格の持ち主だと考えられている。苦難に満ちた時、必ず皆の力を団結して一緒に頑張るものだ。

 この様な国民性は儒学に恵まれて形成された。中国の伝統的な思想として、儒学は人間が優しい気持ちを持つと、この世が平和になることを説く。中国人が戦争に反対し、理性的な方法で問題を解決したいのは、儒学の思想をよく反映する。そのため、中国人は外来の人や文化等を接受しやすく、理解しやすい。

 しかし、その点はともかく、儒学は中国の国民性に悪影響も与える。優しすぎて原則的な問題に譲歩する事もあるし、重大な事を決定しにくい事もある。多少、中国人の性格の弱さを導く。

 中国の国民性に対して、儒学は多大な影響がある。悪い影響を減少させ、よい影響を繰り越すのは、私たちにとって必要だ。


■中国の国民性
 中国の国民性について、決して一言で言い切れるものではない。しかし、中国の国民性は、よく中国人と外国人の話題になる。

 例えば、日本人の曖昧さと中国人の率直さ、日本人のチームワークと中国人のマイペースという比較を通じて、中国の国民性の悪い一面がはっきり表れる。魯迅の小説「阿Q正伝」で、負けても理由をつけて自分を慰めるという弱弱しい国民性を表した。しかし、昔からの節約や勤勉などという優良な伝統は今まで、ずっと受け継がれている。

 最近は大きな変化がある。自分の意見を持っている人は多くなっている。以前の優良な伝統を受け継ぎ、欠点を改正し、外国からの長所をくみ取ってきた。今後、中国は、文化も、生活習慣も必ず益々よくなるだろう。


■中国人の団体意識
 中国人は砂のようだと言われている。中国革命の父、孫文は「中国人は砂のようだ。手にとると、指の間からパラパラとこぼれ落ちてしまい、ちっともまとまらない。」と嘆いた。

 今年年始の雪害を覚えているだろうか。庶民と企業の電気を保証するために、何千何万という電力工は命をかけて、電力施設の応急修理をした。また、八方手を尽くして、被災地区を援助した。それらを見たら、中国人が団体意識を持っていないと言えるだろうか。言わなくても分かるのではないだろうか。ほかにも、今度のカルフール不買運動にも中国人の団結が現れている。

 中国人は団体意識を持っていないのではなく、愛国心でただちに団結できる。我々は祖国の必要とするところが私たちの志願するところであると思っている。


■中国人の国民性
 中国人は娯楽が大変好きだと考えられている。

 昔、中国の『四大発明』の一つの火薬は、花火を作るために使われた。しかし、西欧に入ってから、火薬は軍事のために鉄砲になった。これは中国に重大な悪影響をもたらすことがある。この例から見れば、昔の中国人は娯楽が好きだ。21世紀に入って、人類の発明したインターネットがまた娯楽の道具になった。多くの若者たちが遊びほうけている。毎日、コンピューターの前で遊んでばかりいて、目が悪くなっただけでなく、勉強嫌いが増えた。また、大勢の若者がいつもカジノなどの場所に行く。家産が破産する人もいるそうだ。このようにして、10年か20年が過ぎると、中国はどのような国になるかと困っている。

 娯楽は人類のなければならないものだが、だからといって、度が過ぎるのはよくないと思う。


■運命の甘受
 中国の文学者、林語堂は「中国の国民性」という散文の中で、中国人の性格を運命の甘受と纏めている。これは中国五千年の歴史文化から及ぼされた影響の結果だという。

 中国の悠久なる歴史文化の中に、長い混乱の時期があった。当時は酷い状態で、食べ物もなく、戦争ばかりだった。国民が苦しくて、仕方もなかったので、運命の甘受という生き方を選ばざる得なかった。この様な生き方に学者方も様々な意見を持っている。厳しく批判する人もいれば、大賛成する人もいる。

 中国は悠々五千年の文明を持つ国である。この様な国の国民性というと、決して一言で言い切れるものではない。総じて言えば、どこの国でも長所もあり、短所もある。ただ、自国の文化をすべて否定し、西洋の価値観に盲従せず、長期に渡り染みついた自国の悪習を反省し、他国民の長所を受容することが何よりだ。


■中国人の国民性の問題点
 中国文化の土台は、理性的な理屈でなく、血の繋がりで建てられたものだ。

 そのため、一般民衆なら、自分の家族と親類のことしか関心を持っていない。他人の苦しみを見ぬふりをする中国人の数は少なくない。また、中国人の価値観もその文化の影響を受けている。中国人は社会に何かを与えるより、社会から要求される方が好きだそうだ。つまり、中国人は、人間として存在する価値が「需要でなく供給」ということが分からないと批判されることもある。そして、その利己的な性格は、メンツを優先的に考えるようになる原因だ。それゆえ、学歴は知識を得るためだけでなく、身分証明書に値する。それだけでなく、メンツのために、無駄をしたり、嘘をついたりするのも中国人の悪い国民性だと言えるだろう。

 よって、その問題を根本から考えるべきだ。

PR

2008.06.07 | Comments(0) | 国民性

コメント

コメントの投稿


« | HOME | »

忍者ブログ [PR]